パラボリック

トレンド系
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パラボリックとは?

テクニカル分析手法のパラボリックについて勉強します。
トレンド系の指標です。

※トレンド系:市場の流れ「上昇なのか下降なのか」を判断する指標です

ざっくり解説

パラボリックは買いポジション・売りポジションの転換を示す放物線です。

チャート上に放物線(SAR)を描きます。パラボリック=放物線という意味です。
買いポジション推奨の場合はチャートの下にSARが現れ、売りポジション推奨の場合はチャートの上にSARが出現します。

放物線(SAR)が株価にクロスする位置が売買の転換ポイントとなります
 上からのSAR(売りポジション)が株価とクロスしたときに買いが始まる。
 SARは下から放物線を描き、株価にタッチするまで上昇トレンドが続きます。


 下からのSAR(買いポジション)が株価とクロスしたときに売りが始まる。
 SARは上から放物線を描き、株価にタッチするまで下落トレンドが続きます。

パラボリックの見方

解説で説明したものの図解が以下となります。

①赤いSARが株価とクロスしたため、下落トレンドが終わり上昇トレンドが始まるサイン
②青いSARが株価とクロス(タッチ)したため、上昇トレンドが終わり下落トレンドが始まるサイン

ポイント

パラボリックはトレンドがはっきりしているときに有効だとされています。

ボックス相場(ある範囲で上下に動いているような相場)の場合はだましが多く出てしまいうまく働かないことが多いようです。図解の③の状態のところです。

ほかの指標と合わせて使いこなせるといいですね。

パラボリックのパラメータ設定

すべての指標に共通しますが「だまし」といわれるトレンド転換しそうでしないという現象があります。

AF値を大きくすると株価の動きに近づくため鋭くなりますがその分だましが多くなります。
逆にAF値を小さくすると緩やかになりだましは少なくなりますが、転換点の発見が遅くなります。

この点はメリット・デメリットがトレードになるため自分の使いやすい設定にする必要があります。

設定するパラメータ

発案者のおすすめパラメータは以下となっています。

設定項目内容設定値
AF(Acceleration Factor)加速因数(この値がEP値に近づくまでトレンドが続く)0.02
EP(Extreme Point)極大値0.2

トレンドはいつか終わるものとの考えで作られておりEPに達するまでは上昇or下落トレンドになります。

パラボリックまとめ

  • 買いポジション、売りポジションを判断するための指標
  • 買いポジションの始まりは上からのSARが株価とクロスした時点
  • 売りポジションの始まりは下からのSARが株価とクロスした時点
  • トレンドがはっきりしているときに有効な指標
  • トレンドがはっきりしないとき(ボックス相場など)ではだましが多くなる可能性がある
  • 標準設定はAF=0.02、EP=02 となります。

kitakuma
kitakuma

ここまで読んでいただきありがとうございました。

投資はリスクのある行為になります。自己責任でお願いいたします。

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