投資における失敗談を残すコーナーです。
自分自身には「反省」と皆さんには「反面教師」にしてもらえればと思います。
1度の取引で全力で買う、全力で売る
今回の失敗は「1度の取引で全力で買う、全力で売る」です。
一長一短ではあるのですが、損を減らし利益につなげることにフォーカスを置くといつも全力で行くことは大変危険だと思います。
地合いによっては全力で勝負を挑むことは悪くないと思いますがリスクの高い戦いになります。
株数を抑える利点と一部不利な点は以下になります。
適切な建玉数を持つことが大事だと感じます。
株数を抑えることの利点は以下になります。
- 様子を見られる幅(損切りライン)が増える
- 損が少なくなるので損切りの見切りがつけやすい(気持ちの問題)
株数が少ないと起こる
- 単元(多くは100株)しか持っていない場合、売るタイミングが1回しかない
- 株価が上がった場合、全力の時と比較すると利益が少なくなる(気持ちの問題)
なぜ全力で買わず株数を絞る必要があるのか?
1度の取引で全力を出さない理由は以下になります。
株数を絞る理由
- 様子見ができる範囲(損切りライン)が増える
- 損をした時のダメージを抑える
株数が多いときに何が起こる?絞るとどうなる?
利益が出ているときはいいが、損が出始めると起こる気持ちの変化
株数については一長一短ですが、利益が出ているときは単純にうれしいです。
読みがあったて利益が増えているので言うことはありません。
全力でよかったなと思います。これは間違いないです。
問題は損が出たときの気持ちの変化だと思います。
損が出た場合の気持ちの変化
- 損が出た場合に建玉が多いため損の額が多くなる
- その結果、少しでも被害を減らそうと様子見をしてしまう
- 結果、もう我慢できなくなった最大値のとこでの損切りを余儀なくされる
これが結構きついです。
損切りラインの増加の利点、早期損切りによる損の限定化
押し目だと思って買った株がさらに下がること、結構あります。
そしてもうこれ以上下がると駄目だと思って切った後に上がってくることも結構あります。
100円下がって限界だと思って損切りした後、120円くらいで切り返してプラス転換…など。
上がるという読みはあっていたのに、損切りラインのせいで耐えられないということです。
株数が多ければそれだけ損の額が増えていきます。限界が来るタイミングも早くなってしまいます。
もし1,000株持っていた株が100円下がれば10万円の損がでます。
しかし、株数を絞っていれば耐えられる価格幅が伸びます。
もし500株であれば100円下がった場合でも5万円の損です。上の例だとまだ100円耐えられます。
もし-120円で株価が上昇へ転換した場合、耐えられたということですね。
仮に-100円で損切りしてたとしても、1,000株の時と比較して5万円は守れた形になります。
損が大きいと取り返そうと粘ってしまう気持ちも株数が少なければ比較的損切りしやすいです。
もし全力でいっていたら倍のダメージ…ということを考えながら損切りすると気持ちは多少楽です。
株数が少なすぎても困ることもある
ただし株数が少ないと困ることもあります。
利益が伸びないのも1つですが、利確のタイミングが難しいことです。
単元株(売買できる最小単位:多くは100株)しか持っていないと売るタイミングは1回しかありません。
もし200株持って入れば、①一度株価が上がって停滞したタイミングで100株利確。
②残り100株は様子見のため損が出ない範囲に逆指値などで利確ポイント作る。
②があるため利益が伸びていけば損切りポイントを上げていくことで、ほぼ確実に利益を伸ばすことができます。
一番いいのは200株を株価の山の頂点で売り抜けることですが、
なかなか未来は予測通りには進まないので確実な利益を追う方法となります。
株数が多いときの利点
- 売るタイミングを複数に分けられる
確実に利益を出しつつ、様子見で伸ばすことも可能
(伸びなかった場合は1回で売った時より利益が減る場合もあるが損にはならない。)
まとめ
全力で買うと起こること。
株数を絞る理由
- 様子見ができる範囲(損切りライン)が増える。
- 損をした時のダメージを抑える。
- ただし、株価が予想通り上がった場合は全力を出した時のほうが利益は伸びる。
そのためリスクをどの程度とれるかで株数を決める。
株数を抑えることの利点は以下になります。
- 様子を見られる幅(損切りライン)が増える
- 損が少なくなるので損切りの見切りがつけやすい(気持ちの問題)
全力は出さないが、複数回に分けて売れる株数を持つことの利点。
株数が多いときの利点
- 売るタイミングを複数に分けられる
確実に利益を出しつつ、様子見で伸ばすことも可能
(伸びなかった場合は1回で売った時より利益が減る場合もある)
自分への戒めとしてここに残しておこうと思います。
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